生理なのに『ナプキンを忘れた!』
生理のときに、ついうっかりやってしまう失敗の一つが「ナプキンを忘れてしまう事」ではないでしょうか。
毎日ナプキンを持ち歩いている人は気にする必要がありませんが、生理でない時にナプキンを持ち歩くのはかさばりますし面倒ですよね。
生理はまだ先だからいいや…と思っていたら、意外なタイミングで生理がきてしまうということもありますよね。
ナプキン問題は緊急時にも…
うっかりナプキンを忘れてしまった時だけでなく、緊急時の生理についての対処の仕方も2011年の東日本大震災でも話題になりました。
自宅に備蓄をしていても外出先で災害が起きた場合、手元にナプキンがなくて困るということは大いに考えられます。
避難所や避難場所に指定されている施設で配布されていると良いのですが大きな期待は抱けない模様。
そんな不測の事態にも備えて、ナプキンが手元にない状態で生理が来た時の対処法を知っておくと安心だと思います。
うっかりナプキンを切らしてしまった!対処法は?
まず最初にご紹介するのは、「うっかりナプキンを切らしてしまった」というケースです。
次の生理までに買っておこうと思っていたり、生理の途中でナプキンがなくなってしまったりということもありますよね。
買いに行きたくても病気や怪我で買いに出かけられなかったり、災害が発生して物資がないというケースも。
そこでここからは、家にあるものでできる対処をご紹介します。
①ラップで下着をくるんで防水布に
自宅にいる時だけでなくキャンプなどでラップが手元にあるなら、ラップをパンツに巻きつけて防水布にするのがおすすめです。
ラップでパンツを巻いてからトイレットペーパーを重ねることで血液をはじいてくれるのでパンツを汚してしまう心配がなくなります。
ナプキンには本来、生理の経血を吸収して逃さないようにする高分子吸収体を肌触りのいい表面の素材と、水分を通さない防水シートが挟んでいます。
その原理でラップを巻きつけることで経血が下着に染み込まないように防水布代わりにすることができます。
その上に、トイレットペーパーやいらないタオルなどを重ねることで一時的なナプキンになります。
②キッチンペーパーで代用
お次にご紹介するのはキッチンペーパーを使う方法。
生理の経血を吸収するのに使える紙類の中でも、ティッシュペーパーよりも厚みがあり、強度の面でも優れているキッチンペーパーは安心感があります。
キッチンペーパーは料理で油切りや水切りに使ったり、キッチン周りの汚れを拭き取ったりするのに使われているだけあり吸水性に優れていて強度もあります。
とはいえ紙類なので長時間使う時には注意が必要です。
③即席布ナプキン
家にある不要な布を使って即席で布ナプキン風にしてみるのも一つの手。
使う布は、ハンカチやミニタオルなど刺激が少ない柔らかい素材の清潔な布ならOK。
正方形のハンカチやミニタオルを使うときは、対角線上の角を下着のクロッチ部分の幅に合わせて折りたたむだけ。
他にも、長そでの衣服の袖部分をナプキンと同じくらいの長さに切ったものも使えます。
キッチンペーパーなどの紙や余分な布を入れると吸収量がUPしますよ。
④おむつや産褥パッドで代用
もし家におむつや産褥パッドがある場合はこれらの応急処置に使えます。
自分自身が子育てに使った物や家族が使ってた物の余りがある方におすすめです。
おむつは赤ちゃん用の物だけでなく介護用の物もありますよね。
⑤ガーゼ・コットンで代用
怪我をした時に使うガーゼや、スキンケアに使うコットンもナプキンの代用品として使えます。
どちらも単体ではズレてしまうので、トイレットペーパーなどに包んで吸収力をUPさせるために使うのがおすすめです。
外出先でナプキンを忘れてしまった場合
ここまでは、家でナプキンを切らしてしまった場合の対処法をご紹介しましたが、家でナプキンを切らしてしまって焦ることよりも実際には外出先でナプキンが無い!というケースの方が多いのでは・
外出先で突然生理がきてしまいナプキンを買いに行けない時は、トイレの個室内で対処するしかありません。
トイレにある物と手持ちの物で乗り切る方法についてご紹介します。
①トイレットペーパーで代用
外出先のトイレで使えるものが限られている中、最も使いやすいのがトイレットペーパーです。
トイレに駆け込めば必ずある上に、吸収力もある為トイレットペーパーは一番便利なのではないでしょうか。
また、ティッシュペーパーと違って使用後は流せる為後処理も楽ちん。
水に流せるというメリットの反面、経血を含むと強度が落ちやすく破けてしまったり、ナプキン程の吸収量は無い為、パンツに染みてしまう可能性も。
一時的に乗り切るには有効ですが、まめにチェックする必要があります。
②ハンカチやハンドタオルで代用
手元に汚れても良いハンカチやタオルがある場合は、対角線上の角を下着のクロッチ部分の幅に合わせて折りたたむのがおすすめ。
動いたときにズレるのが気になる場合は、その上からトイレットペーパーをぐるぐる巻にして固定しておくのも有効です。
トイレットペーパーだと吸収量に限界がありますが、タオルやハンカチなら吸水性も高く肌触りも良いのがメリットです。
デリケートゾーンに直接当たるため清潔な物を使うのがポイントです。
ボトムスまで汚れてしまったときの対処法
生理が始まっていることに気づかなかったり、経血が多くて漏れてしまったりとボトムスまで汚してしまうこともありますよね。
パーカーやカーディガンがあるなら腰に巻いて誤魔化してしまうのも一つの手。
余裕があるのであれば、お店まで行って下着とボトムス、ナプキンまで揃えてしまいたいですよね。
もし汚れが広範囲でないのなら、ハンカチを水で濡らして汚れた部分をポンポンと叩くと血液が落ちます。
この時、お湯でやるのはNG。血液中のたんぱく質が固まって、取り除きにくくなってしまいます
携帯用の経血を落とす洗剤も
外出先で漏れてしまうと、家に帰って洗濯するまでの間に血液中のタンパク質がどんどん固まっていき、気づいたら何をやっても落ちないシミになってしまいます。
そんな悲劇を防ぐためにはこちらの持ち運び用の経血汚れ専用の洗剤がおすすめです。
汚れてしまったそのタイミングで使えるので、経血汚れを最小限に抑えられます。
突然の生理に備えて
突然生理が来ると焦ってしまいますが、即席でできる応急処置方法は数多くあります。
突然生理が来てしまっても焦らずにぜひ今回のアイデアを参考にしてみてくださいね。