生理用品を無料で使える社会に
北海道函館のハンドメイド雑貨屋(MinaMina)店主で【生理用品無料配布プロジェクト】の発起人、生理用品マイスターという肩書きで TikTok や Twitter などで生理と生理用品についての情報発信をしている佐々木絵美さん。
そんな佐々木さんは、“生理用品を必要とする人みんなが当たり前に無料で使える社会に” をコンセプトに、2021年3月から、生理用品の寄付を集めて誰でも無料で持って行ってもらえる場所を拡げる【生理用品無料配布プロジェクト】という活動をされています。
なぜ生理用品の無料配布が必要なの?
「生理の貧困」という言葉では括れない事情がある
生理用品を手にできない人たちは経済的な事情があるだけでなく、ネグレクトや子供への虐待により親に買ってもらうことができない場合や配偶者の無理解やモラハラなどの事情がありそれは単に『生理の貧困』という言葉で片付けられない問題です。
『生理の貧困』のニュースを見るまで正直知らなかった。この活動を始めて私個人宛に来るようになったコメントやDMから、経済的な理由で生理用品が買えない『生理の貧困』の問題だけではなく、生理用品を買ってもらえない小中学〜高校生、買って欲しくても言えない家庭の子どもがたくさんいると知りました。
https://note.com/minamina_hh/n/n1796b057ad13
詳しい経緯はこちら
【生理用品無料配布プロジェクト】について
生理のあるすべての人に届けたい
生理用品無料配布プロジェクトは、“生理用品を必要とする人みんなが当たり前に無料で使える社会に” というコンセプトの通り、「生理のあるすべての人」に届けることを目標にしています。
しかしながら、まずは現実的な目標として、1人でも多くの「適切で充分な生理用品を買えない人・買ってもらえない人」に届けることを目標にされています。
こんな風に設置されています♪
実際に公民館に設置された無料スポットの様子がこちら!
サイズや羽つき羽なしなど色々なタイプが用意されていてとても充実しています。
「生理」や「生理用品」、身体のことに恥ずかしさがあったり、保護者に買ってもらえないなどの悩みを抱えている子どもたち(特に小中学生)の立ち寄りやすいお店や場所、誰でも来やすい場所、学校、通勤通学で立ち寄りやすいところ、多目的トイレや男性トイレ個室にも設置していきたいです。
https://camp-fire.jp/projects/view/428327
現在のスポット一覧
設置場所【無料スポット】募集の記事はこちら
無料スポットを拡げて配布を継続したい!
特に必要な経費は「生理用品の購入」
現在1カ所に1度に送る生理用品は基本的に120サイズ段ボールに総額5,000円〜10,000円、早いところでは連休中に1箱全てが無くなるそう。
ひと月に1箱と計算しても無料スポット1カ所で1年間に6万円〜12万円の計算です。
それだけ需要があるということが分かりますね。
消耗品だから毎月必要
そもそも生理用品を必要としている誰かひとりの1周期(約1ヶ月)で1,000円と計算しても1年で12,000円。生理は待ってくれず、ナプキンやタンポンは消耗品で、まさに「今」必要で、毎月必要です。
https://camp-fire.jp/projects/view/428327
現在はAmazonほしいものリストや直接配送など現物での寄付の割合が多いですが、無料スポットが増えると資金から購入する金額がどんどん上がっていくと予想されます。
生理用品無料配布プロジェクトを応援しよう
今回ご紹介した「生理用品無料配布プロジェクト」は、全国にたくさんいる「適切で充分な生理用品を買えない・買ってもらえない人」へ無料で生理用品を届けるための設置場所の拡大と、地方行政の施策のように生理用品を1度渡して終了でなく、継続して届け続けるためにクラウドファンディングを実施しています。
よりたくさんの場所で無料配布できるように応援しましょう!
▶︎生理用品無料配布プロジェクトを応援